メモ書き

経理としてのキャリアを歩みつつも分析屋さんとなりつつある時々インド料理についても書き残すブログ

近況

久しぶりの更新です。

 

最近、事業会社からコンサルティングファームに転職をしました。

 

経理から経営企画と、これまで財務系のバックオフィス業務に携わってきたのですが、今ってDXという言葉が流行っているように、いわゆるコストセンターと言われたりもするファイナンス部門の業務をIT(業務のシステム化だったりRPA化だったり。業務設計の見直しも前提に)によって効率化を図り、管理コストを削減することが重要なテーマだったりするのです。

 

前職でも例外に漏れず、定常業務をこなしつつ、常に業務効率化による工数削減のオポチュニティーが無いかを探り、VBAやRPA化に取り組んでいきました。正直なところ、経理で伝票を切ったり、経理処理を検討したり、経企でフォーキャストを管理したりするのも楽しくやりがいはあったのですが、VBAやGAS使ったりRPA組んで自動化するのがとても面白かったんですね。

 

なぜ転職をすることにしたのか?

 

ざっくりではありますが、3点あるかなと。

 

まず、外向きに仕事をしてみたくなったということ。当然バックオフィス業務ですので、直接的な関係性はもちろん、基本的にアウトプットの成果は社内関係者に留まる。

経理システムであれば社内の経理担当者だったり、経理処理だとしても最終的に主に使用するのは財務の部長や本部長など(もちろん株主や債権者の目にも触れるものにはなりますが、その点では外部にもつながる仕事ではある)。

経営企画に至ってはほぼほぼCFOや社長のために尽くす事がほとんどだったりします(例外もある)。次に言うような労働生産性を向上させるという分野で、より幅広く社会のために時間を費やしてみたくなったというところです。

 

次に、業務効率化やIT導入支援といった分野を深めてみたいとおもったということ。結構世の中、業務の生産性向上に悩んでいる会社は多い気がしてきていて。昔、とあるプロジェクトに参画していた時があって、失われた20年を検証するといったもので各界の研究者や大御所が集まって、なぜ?失われた20年が起きたのかを多面的に論じていくものに運よく潜り込んでいたりしたのですが、その時に日本だけ労働生産性が上がっていない、という話があった。

確かに、これまでも学生時代を含め色々な会社に潜り込んで経理業務に関わらせていただいたのですが(これも運よく経理アウトソーシング会社にいたという背景)、うまくシステム化して業務を回せていたりとかする反面、途中で人手を介してもっと効率化を図れるんじゃないだろうかと思うことも多々あったなと。バックオフィスという狭い領域での経験ベースではありますが、今思うと労働生産性を向上させる余地は更にあるだろうということを、図らずも現場で体験することになったのです。

それで、バックオフィス業務はどの会社でも必要となるものですし、更に会社が成長すればするほど必須(しかもガバナンスが要求されることで、業務ってより複雑化する。ここに効率化の種がある!)になるし、一方で経営者目線で見るとそこのコストを最小限にするかというのも関心事になるはずなんです。

そこで、前職でも業務効率化を楽しく取り組ませてもらって、今後は長期的な目線でファイナンス×業務効率化の分野の専門性を深めて、それを飯の種にしてみようかと思い始めたのです。

 

他方で、そのような分野を専門的に扱う業種って、いわゆる総合系コンサルティングファームだったり、IT系コンサルティングファームと言われる分野の会社になってきます。コンサルファームは未経験で入るには年齢的な制約が強いと言われており、特にアナリスト(orアソシエイト)(事業会社で言う担当レベル)やその一つ上のシニアアソシエイトというジュニアクラスだと、遅くても30歳くらいが上限とも聞いていました。

やはり年齢という不可逆的な要素がある以上、決断にはそこまで時間はかかりませんでした。

 

最後に、英語をより活用できる仕事をしてみたかったということ。前職はかなりドメスティックな会社だったので(しかもファイナンスM&Aやらないと尚更英語使わない。。)、ほぼほぼ英語を使う機会もなく、そのような文化もあまりあるとは言えませんでした。まあここはどちらかというとWANTな部分なので、現職で想定以上に目に触れる機会が増えたのはラッキーだったかもしれません。

 

そんな経緯で、転職活動もかなり売り手市場だったことも手伝い、トントン拍子で転職が実現しました。

 

 

さて、またなんでブログ更新をしようと思ったのか、というところですが。

 

普段の思考内容を文字に起こすと言うことの重要性を再認識した、と言うところです。ぶっちゃけ体裁とかよりも、いかに思考を文字化するか、ということが最初は大切で。Twitterとかでも良いんですが、個人的にはブログである程度構造的に論理的に(とはいえ少しは雑でも)文字に残していくことで、頭の中が整理できるし、記憶にも定着するかなと。めんどいときはもっと砕けた感じで書いても、まあ誰がみてると言うわけでもないと思うので良いかなと。更には作文能力やロジカルシンキングなところも鍛えられたら一石二鳥と思ったところです。

 

定期的に記録に残していくことで、当時何を思ったのか、容易に振り返ることもできますしね。

 

あと飲み会の場とかで自分語りするのが非常に苦手なので、こう言うところでまずは残していくことが自分にも合っているかなと思った次第です。

 

また気が向いたら更新していきたいと思います。

 

 

 

大企業の経理はいわゆる「経理」の仕事はあまりない

 大企業において、効率化・委託化された経理部門ではいわゆる伝票起票や経費精算といったザ・経理業務に携わる機会は意外と少ない。

 

 では、そのような経理部ではどのような業務があり、どのようなスキルが求められていくのだろうか。まだ3年弱と在籍期間は短く若干知ったかぶっているかもしれないが、これまで様々な担当と関わったことで得た知見を元に考察していきたい。そして今後経理部門を目指している方の参考になれればと。。

 

 

・どのような部署があるのか?
 大きく分けて4分類くらいにできるのではないかと思う。

① 会計処理を検討する部署
 日本基準やIFRS米国会計基準等、各会計基準における会計処理の検討。このような専門部署で扱うのは金額が大きいのに限られ、細かなところは各担当者の裁量に委ねられる。

② 現場の経理処理をフォロー等をする部署
 現場と相対している経理部門。ここが一番経理っぽいことをしている。ただし単純作業はほぼほぼ現場部門や外部委託へのアウトソーシング、システム化が進んでいるため、主には現場や委託先のフォローやシステムのメンテナンスが多い。まあ月次決算業務と言われるものもあれど、ほとんど現場が起票した伝票の承認が主。

③ システム導入する部署
 会計システムは常にアップデートやライセンス切れに伴うリプレイスなどが起こるため、それらに関する取りまとめを行っている。

④ 取りまとめを行う部署
 各種社内の会計処理、月次決算業務、連結決算の取りまとめや各部門との調整ごとを行っている。

またこれらの部署の共通として科目や取りまとめた数字の増減分析、必要な情報を取得するためのデータベースの処理などがある。

 

・スキル(高度な簿記の知識は必須ではない)
 経理といえば簿記の資格が無いと仕事が務まらないと思う人もいるかと思うが、実際のところ簿記は無くても仕事の遂行はほぼ可能。ただし、貸借の概念や勘定科目の意味は大まかなところが理解できていないと、ただの作業マンとなってしまい今後が厳しい気もする。

 簿記2級以上を保有している人は全体の半分いるのか?という程度。もっと言ってしまえば、専門的なところは外部委託(いわゆる会計コンサルティング会社)に入ってもらってフォローしてもらえれば十分で、難しい会計処理についてコンサル会社、監査法人と折衝して決定するのは一握りの会計士社員や役職者が行う。

 作業マンにならずある程度業務遂行がしやすいレベル感としては、3級程度の簿記の知識に加え、前任者の業務や1年前に何をやっていたかを探れる粘り強さ、定期的な納期に間に合わせるプロジェクトマネジメント力、そして何よりSQLなどのデータベースに対する基本的な知識とExcelスキル(最低限の関数やピボットテーブルを駆使してささっとデータ集計するスキル)は必須。あと、数字に対する責任感。

 

・業務繁忙
 おまけで。四半期決算のある4月、7月、10月、1月は極めて忙しく、それ以外は月初を除けばかなり楽という、だいぶ忙しさの波が固定されている点で、プライベートのスケジュールも組みやすい。ここまで効率化、システム化がされていると作業自体に追われることはほぼ無く、どちらかというとデータベースから数字抽出したり、それを元に分析し資料にまとめて報告するといった一連の仕事が大変。

 前述の通り、はじき出した数字が本当に正しいのか?というのは担当者しか検証ができないため、経営層に対して間違ったインプットをしないためにも極めて慎重に数字の検証、裏付けを行わなければならない。課長層はその裏付けに対してシビアにチェックをしており、レビューではそこをロジカルに妥当性を説明できないと厳しい指摘をもらうことになる。

 

 ざっと思いつきで書いたが、本当に経理の基本業務からやりたい場合は大企業に勤めるのオススメはできず、規模の小さい企業に勤めるのが良いのではないかと思う。

 

今後の方向性

この1年間ほど色々な方からの意見を聞いてきて、段々と今後の方向性が見えてきつつある気がしてきた。

 

今後のキャリアに対する考え方の根底として、20代の体力があるうちに必死になって一つの分野のスキルを高めていき、それを30代で経験とマッチングさせて実力をつけて、40代以降で周りの人たちの助けになっていきたい、という思いがある。

 

そしてこれからますます重要になってくるのは、コミュニティを束ねていく力。それは趣味の方向性でもいいし、仕事でも良い。趣味のコミュニティを束ねれば「運営者」と言われ、仕事のコミュニティを束ねれば「経営者」と言われるようになる。これからは個人一人一人の個性や権利が重要になる一方で、それらを束ねてコミュニティを形成する人というのがより重要になるのではないかと思う。

 

コミュニティを形成し運営していくためには、まずは物事に対して明確な問題意識と当事者意識を持つという最初のステップから始まり、それからグループで物事を解決し運営していくリーダーシップ、そしてその輪を広げていくマーケティング力が必要ではないかと思う。そこにビジネス的な話で資金調達面やテクニカルな成長戦略を描く際にはファイナンスの知識が必要になるのではないかと考えた。

 

そこで一つの結論として、仕事はこれからも最大限頑張りつつも、かねてから興味のあった留学に対して準備をより本格的に進めていきたいと思う。そこで、今着手している各項目について改めて整理をしたい。

 

・留学
 昔から海外で勉強する、働くことに対しては高い関心があり(両親が海外で勤務していたというのもあるのかな?)、今でも外国人の友人と都内でのコミュニティ作りを一緒に計画して活動している。そして最近までは海外に対する熱意がやや下火な感じがあったものの、社内で海外ベンダーとの英語ミーティングが入るようになり、できれば国内だけでなく海外でも働けるチャンスがあれば面白そうだな、と思うようになってきた。国内事業メインの今の会社で自ら志願して英語の業務に携われるチャンスはほとんどないため、非常にラッキなー経験だったと思う。

 そして、海外事業やVC、戦略コンサルといった対国外企業との折衝が必要になる会社で働くためには、最低限のビジネスレベルの英会話や留学経験が必要なため、経営戦略やそれに関わる分野の勉強を学べるMBA留学が非常に魅力的に見える。実際にコンサルタントとも話し、着々と準備を進めていく予定だ。

 

・英語
 当然だが、留学する上で外せない要素が英語だ。学部時代のGPAには自信がないため、最低限のIELTSの点数は取りつつ、MBA留学となればGMATでは高い点数を取らなければならず、何れにせよまずは英語力を高めるためのたゆまぬ努力が必要になってくる。また、奨学金の要件を考慮すると必要なスコアは、

IELTS:7.0
GMAT:700

となる。ただ現状、語彙と文法が壊滅的なためまずはそこを押さえつつ、年内には一度受験したい。

 

・簿記
 現業務や今後の経理の将来性など色々と熟考したけれども、一旦は勉強の時間を割かないことにした。今はすでに経理業務は一切やっていないし、今後も当面はやりそうになく、しかも効率化、高度化されてしまった大企業の経理はザ・経理屋ではなく、データ分析屋でありプロジェクトマネジメント屋であるという結論に至ったから。

 そして、経営をする上では会計は最低限貸借の概念や科目の違い、財務諸表の結果の数字から何を読み取れるかが分かれば十分で、具体的な会計処理は日本基準だけでなく国際会計基準IFRS)まで広くカバーしないといけなく、かつそれらの専門家は事業会社ではコンサルタントの助けを借りれば良いため、会計を極めることに対するリターンがそこまで大きくないと考えた。

 それらの基準は目下改訂の真っ最中で、今勉強したことも継続的にキャッチアップしていかなければいけないという点でも、今やるべきか?と考えると優先度は低いかなと。留学から帰ってきてからでも良いかな。

 

・プログラミングやインド関係
 結局テストアプリ作って終わってしまっていたが、これらも息抜きがてら継続していきたい。またインド関係ではまた新たな動きがありそう。社内のインド人社員と計画中で、とても楽しみ。

 

そんなわけで、まずは英語のところを最優先に対応しつつ、2021年9月入学を目標に留学できるように努力をしていきたい。そして留学を経て多国籍な(特にインドに関われる)プロジェクトで仕事ができるようになれるように頑張るぞ!

 

 

自己研鑽した週末だった

この3連休は色々と勉強をしてみた。

今年の残りは以下のテーマに注力していきたい。

・英語
・会計
・プログラミング

に加えて、読書も積極的にやっていきたい(既に今年読んだ本とか整理して内容まとめたい)。

 

英語についてはTOEIC強化しつつ、決算説明資料をあまり辞書使わずに読めるようにしたいのと、スラスラ簡単な言葉で良いので喋れるようにしたい。

 

会計は恥ずかしながら簿記を勉強しているものの、最近会計の部署から離れてしまったのでモチベーションが若干落ち気味。。

 

プログラミングはSwiftを勉強して簡単なiPhoneアプリを作れるようにしたい。

 

まあ今年はいずれにせよ多忙な部署から離れたから、勉強の方はしっかりと取り組んでいきたいなあ。

久しぶりの社外MTG

経理に所属していると仕事上では社外との交流は皆無に等しく、あったとしても監査法人やコンサルくらい。(担当者だけでなく部長レイヤーでもあまり社外と打ち合わせしてる素振りを全く見せていない)

 

なので自分から動いて積極的に外部とのコネクションを作りに行かないと、社内での人脈だけになってしまう。。(財務は結構外との繋がりがあるみたいだけど、うらやましい)

 

しかし明日は久しぶりに外との打ち合わせがあるので、気合い入れて頑張るぞー。

 

社内勉強会のテーマ決め

仕事の話。

 

今年度に部長が交代して教育に力を入れることになったようだ。

 

その一環として勉強会を持ち回りで行うのだけれども、なんと与えられたお題がIFRS国際会計基準)の中身について話せとのこと。

ちなみに僕はIFRSはおろか会計についても素人に毛が生えたレベルなので、うまくまとまるか今の所さっぱり。運命の発表日は10月下旬。。

 

おそらく巷でホットなIFRS15(収益)、16(リース)は別の担当がやることになり、僕はマニアックな?8号(事業セグメント)か12号(他の企業への関与の開示)のいずれかを今週中に決める。

 

とりあえずは基準書でも読むか。。

このブログで書き残してみたいこと

◆ はじめに

久しぶりにブログを作ってみました。

ブログ自体は小学生の頃から、中学、高校と黒歴史をいくつも残してきてくれましたが、いずれも削除してしまい、今では検索しても姿形は全く残っていません。

 

時間が経つのは早く、大学、大学院と特にその後(個人的な)ブログを書く機会はほぼ無く社会人を迎えてしまいました。(厳密には運営していた団体のWebサイトでいくつか書いていた)最近になって仕事も落ち着き新たに何か始めようかと思い、まずは趣味のインド料理に絡めつつアプリを作ってみようと思い、であればついでに個人的なブログも初めてみっかというノリで作ってみました。

ですので、三日坊主となる可能性もありますし、ダラダラと続けるかもしれませんし、とりあえずは飽きるまでやってみようと思います。

 

◆ 投稿ルール

ただせっかく始めたものですから、いくつかのルールを設けたいと思います。

・文章はまじまじと見返さない(→ハードルをあげず、でも読みやすく一発勝負で)
・無理に投稿に時間を割かない(→繁忙期に無理して書かない。書く時間があれば寝る)
・と言いつつ最低1週間に1回は頑張って書いてみる

こんな感じで、ハードルあげずに継続して進めていければと思います。

 

◆ テーマ

ブログの方向性については、普段の業務での気付きや個人的に好きなExcelパワポで役に立ちそうなことを残していきつつ、趣味のことも書いていく、といった2つの大きなテーマを両輪に定めたいと思います。

・仕事関連(分析での気付き、Excelパワポで役立ちそうな情報など)
・趣味関連(インド料理)
・その他(もしあれば)

 

◆ 自己紹介

仕事や趣味関連を書くと言いつつ、まずはどんな人なのかくらいは書いたほうがいいかなと。

 

職業は会社員で、とある事業会社で経理部に所属。とはいえ伝票を起票することはなく、システム導入やデータ分析が中心。まだ若手で見習いです(これは文章からも察して)。

一方でインド料理に関しては10年近く続いている趣味で、学生の頃はワークショップを開催していたり、在日インド人との交流イベントを企画することで、慣れない土地にっっぽんで楽しく過ごしてもらえるようなサポートもしています。

 

文章書くこと自体は好きなので、ブログを通してストレス発散していこうと思いますw

今回はここまでで・・・